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   2003.9.21 市民参画と協働による自然再生 
流域環境を人間の視点からではなく、
生きものの視点から見つめ直す!!


『【さかなの目】公開講座は、水や物質の循環といった視点から流域全体に目を向け、そこに住むひとり一人が考え行動することができるよう・・・』---三重県農林水産商工部水産物供給チーム

第1回講座プログラム
 【伊勢湾の環境再生に向けて】・・・三重県科学技術振興センター
                       鈴鹿水産研究室、
                       主任研究員 山田 浩且さん


 【自然再生を考える】・・・・・・・・・・・兵庫県立・人と自然の博物館
                       副館長    中瀬 勲さん



山口(さ)、
ブンチョウ之助
の2名で参加

受け付け風景
秋の地域行事と重なってか、のんびりムード

会場(三重県人権センター・多目的ホール)も広く、
ゆったりと、お二方の講演が拝聴できた。

山田さん、講演のひとこま
 
 今、私たちの周辺で何が起きているか?
 


伊勢湾で今、最も深刻な環境問題は低酸素水塊

生活廃水、工場廃水に含まれる窒素、リンが、赤潮(植物プランクトン)の発生源。
また、排水に含まれる固形有機物や植物プランクトンの死骸が海底に堆積し、やがてバクテリアで分解されるが、このとき大量の酸素を消費するので、低酸素水塊が発生する。

低酸素水塊は、生物のいない死の海
【海のビオトープ】復活

 1)伊勢湾の汚濁負荷の低減
 2)失われた伊勢湾の自浄能力の回復・・・・・・人工干潟など浅海域の造成

中瀬さん、講演の模様
 
 【ビオトープを造ろう!】

自然を、総合的に見ることが大切

整備された公園、ゴルフ場などの見た目の美しさから、多様な生物が息づく自然本来の環境の美しさへ。
護岸されていない水辺、土の歩道、草むら、広葉樹や針葉樹の混在する森(雑木林)


21世紀、私たち住民が主役。
多種多様な野生生物が生息するビオトープ公園か、人工物で被われた小奇麗な公園か、我々がどちらを目指のか、未来から問われている。

ニューヨーク(セントラルパーク)、シアトル(工場跡地の自然公園化)、ドイツ(幹線道路上に蓋をしてビオトープ化)・・・・・・などなど。
様々な外国の例を見ると、それら全てが、市民を中心に行政と連携して実施されている。

#雑草が茂る景観こそ美しい!そこには、多くの野生生物が生きているから!
【ビオトープネットワーク】・・・・・・・・・全国の博物館、環境保護団体、個人レベルのネットワーク構築
【エコトーン・エコアップ活動】・・・・・・市民主体の環境保全事業。人も野生生物も、共に生きる素晴らしさ
【我が町のビオトープマップ】・・・・・・データーの公開(野生生物との信頼)
                       開発計画の第一歩(開発場所の検討)


 1)都市景観の質的向上・・・野生生物に優しい環境を、私たちの街中に創造する
 2)歴史文化を未来世代に引き継ぐ
 3)私たち自らが自然環境、野生生物について学ぶ
 4)幅広い市民参加の活動と、地道な実績の積み重ね
 5)市民と行政が、将来に対するビジョンを共有する

生物多様性社会、資源再生・循環型社会を目指すという、国の環境指標の一翼をになう

中瀬さんの講演にあったスライド
【日本の原風景】

私たちの世代は、野山を駆け回り、池で魚釣りをしたり、川で水浴びをし、メダカや小鮒をすくって遊んでいました。
里山でクリやアケビ、シイ、ドングリなども採ったものです。

そんな経験をした大人たちが、水辺は危ないから近づいてはダメ。
コンクリートの護岸をし、柵をめぐらして、子どもたちの遊び場を味気ないものに変えています。

本当の子どもの遊び場って、どんな場所?皆さん、一度、考えてみませんか?
【桔梗が丘10号公園】の整備について

名張市では、住宅地の真っ只中の【桔梗が丘10号公園】整備事業が検討されている。
この公園の整備について(中瀬さんの講演にもあったが)、名張市民の私たちは、ただ観てくれの美しさを求めるのか、自然本来のあり方を見据えた公園造りを目指すのか、まさに次の世代から問われているのだと思う。

★桔梗が丘10号公園をビオトープの核にして、名張市を囲む自然豊かな森と、学校や公園のビオトープを【緑の架け橋】で繋げないだろうか。
★桔梗が丘10号公園が、市民講師を中心にした、子供たちの環境教育の実践道場に生まれ変れないものだろうか。
★公園環境整備は、市民ボランティアの手で行なうことはできないだろうか。
★名張市の【ビデオトープマップ】【ビデオトープネットワーク】は作れないだろううか。

『さかなの目』公開講座を拝聴して、いろいろなことを考えながら帰路についた。
                                      
記) 2003.10.5 ブンチョウ之助